2019/01/10
キャバクラボーイの仕事内容に時間別で解説
実際キャバクラのボーイはどのような仕事をしているのかは、ボーイの仕事をしようか迷っている人にとっては気になるところ。
何か怖い仕事も任されるんじゃ?
そんなボーイに対するブラックな疑念から不安に思っている人もいるかもしれません。
ですがボーイの仕事はいたってシンプル!
お客さんにキャバ嬢との楽しい時間を過ごしてもらうためのサポートをすることが仕事の中心です!
そんなキャバクラのボーイの、俺が普段している仕事内容を時間帯別で解説していきます。
18:00 出勤・営業準備
キャバクラでの仕事は18時頃から始まります。
オープンは20時。
そう考えると出勤は早めかもしれませんね。
でもブラックなお店でなければちゃんと準備の時間も給料が出るので安心してください。
18:00~ オープン前の仕事
キャバ嬢の出勤チェック
備品の買い出し
主にバイトのボーイが開店前にすることはこの3つ。
その他にも細々とした仕事を任されることも多いですが、ほとんどのお店ではこれらの仕事を中心に行います。
特に新人のボーイだと掃除など簡単なことから任されることが多いですね。
その3つの詳細について以下で説明します。
店内清掃
まずは店内清掃。
フロアからエントランス、トイレまで特にお客さんが入るところは念入りに掃除します。
普通の飲食店だと軽い掃き掃除などだけかもしれませんが、特にキャバクラでの清掃は力が入ります。
インテリアにホコリがかぶっていないか、お客さんの座るソファやテーブルに問題はないかを、念入りにチェックします。
特にトイレはスタッフとお客さんの共用になっているところも多いので、こまめにチェックします。
汚れやすい場所なので汚れはもちろん臭いまで、念入りに掃除してオープンに備えます。
掃除してなんとかなるところは大丈夫ですが、インテリアなどに傷がついていたり壊れていたら、すぐに店長などに報告して対応します。
キャバ嬢が出勤しているかチェック
その日出勤するキャバ嬢のチェックをします。
ちゃんと出勤しているかどうか確認して、していない人がいたら即電話!
大抵は長年働いてキャバ嬢に担当をつけられたボーイが電話します。
ちゃんと全員出勤している人がほとんどですが、キャバ嬢の中には無断遅刻・無断欠席が当たり前な問題児がいたりすることも・・・・・・。
なので、ここの仕事の大変さはそのお店のキャバ嬢次第なところでもありますね。
備品の買い出し
何か備品やフードなどで足りなくなっているものがあったら買いに行きます。
大抵近くのコンビニやスーパーで揃えられますね。
お酒やドリンクなどは業者に発注していますが、あまり出ないものなら近くの酒屋さんに買いに行く、ということもあります。
トイレットペーパーなどの消耗品は多めにストックを用意するところがほとんどで、これに関しても大きなお店の場合業者から定期的に大量発注しています。
この時キャバ嬢からついでにお使いを頼まれることもあり、ついでに買いに行くことも珍しくありません。
20:00 営業開始
そして20時、オープンの時間です。
閉店は1時。
この20時から1時までの間の営業時間の仕事は以下の通りです。
20:00~ オープン中の仕事
氷や灰皿の交換
付け回し
キャバ嬢やお客さんのお使い
トイレ状況の確認
これらの仕事についてその特徴を説明していきます。
ここからがボーイの仕事の本領発揮!
お客さんやキャバ嬢、そして店長など周りの人から認められるようなボーイたちは、ここの仕事で人と差がついている人が多いです。
ボーイの仕事で一番難しいことは臨機応変に動くこと。
最初からそこまで難しいことを求められることは少ないですが、仕事内容が頭に入っているだけでも仕事を覚えられるスピードは格段に上がります!
お酒を作る
お酒を作ります。
とはいえお客さんのお酒を作るのは主にキャバ嬢で、ボーイがお客さんのお酒を作るのはキャバ嬢が席を外した時や、キャバ嬢1人では大変な団体客が来店した時くらいです。
どこのキャバクラでも水割りがメインですね。
そんなに頻度が多くない上、割合さえ覚えれば後は混ぜるだけなので、お酒に詳しくなくても大丈夫です!
一方でお客さんがキャバ嬢にお酒をオーダーした場合、キャバ嬢が飲むお酒はキッチンなどでボーイかキッチン担当スタッフが作ってテーブルまで運びます。
キャバ嬢の分のお酒は、お酒と呼んでいいのか微妙なくらい薄いです。笑
ほとんどお酒が入っていない、または全くお酒を入れない場合もあります。
キャバ嬢の中には未成年の子もいます。
ですがソフトドリンクをオーダーすることで場の空気がしらけてしまう恐れもあるので、未成年の場合でもお酒と偽ってオーダーを取ることが多いです。
キャバ嬢のオーダー分のドリンクに関しても最初に割合を確認しておきましょう。
氷や灰皿の交換
氷や灰皿の交換もボーイの仕事。
キャバクラ業界の用語で「アイス」というものがあり、お店によってはアイス交換という言葉が飛び交いますが、これは全てお酒のグラスに入れる氷のことを指しています。
氷はたくさん使うので、大量に作ったり発注しているお店がほとんど。
キャバクラに行ったことがない人でも、キャバクラのテーブルには氷を入れるための銀色の「アイスペール」と呼ばれる容器があるイメージを持っているかもしれません。
ボーイはアイスペールの中の氷が半分くらいになったら、氷が満タンに入ったアイスペールと交換してキャバ嬢がすぐに新しいお酒を作れるようにサポートします。
同じく灰皿交換も、タバコを吸うお客さんだった場合は必要になります。
灰皿に吸殻が一本でも乗れば、すぐに新しい灰皿に交換します。
なのでキャバクラのキッチンには大量の灰皿が積み上げられている、というのもよくあることです。
付け回し
付け回しはあまり新人のうちから任されることは少ないですね。
でも最初から仕事内容を把握しておくとすごく便利です!
内容さえ頭に入っていれば、あとは経験を積みつつ実際のやり方に慣れていけば良いだけ。
付け回しとは、キャバ嬢を指名しないお客さん、通称「フリー客」に対してどのキャバ嬢を付けるのかを決めること。
そのお客さんの身なりや年齢層を見て、気に入りそうなキャバ嬢を付けます。
まず自分の働いてる店の、今日出勤していて今は誰にも指名されていないキャバ嬢を頭に入れておくことが大前提ですし、結構この付け回しはボーイの仕事の中でも大変です。
でも成功すれば新しい常連客を増やすことにもなる、ボーイの仕事の中でも売り上げに大きく影響するところでもあるので成功するととても嬉しいです!
キャバ嬢やお客さんのお使い
オープン中も買い出しに行くことはあります。
緊急で備品が足りなくなった時はもちろん、特に多いのがお使いです。
キャバ嬢も接客中に何か必要になるものがあるかもしれませんし、お客さんにお使いを頼まれることもあります。
フードのお使いにはよく行きますね。
キャバクラでは基本のお酒やフードのメニューはあっても、それ以外のフードを頼まれることもあります。
そしてキャバクラではそれを基本メニューに無いからといって「無い」と答えるのはタブー。
本当に無茶振りな場合でなければ、ダッシュで買い出しに行きます。
おつまみはもちろん、寿司などのご飯ものを頼まれることも結構あり、それらを揃えるのはボーイの仕事です。
トイレ状況の確認
トイレはスタッフとお客さん、共用になっていて、たくさんの人が使うところが多いです。
特にキャバクラでは時間制で料金が決められているので、万が一トイレが混んでいて高い料金内の時間にトイレ前で待たせる、なんてことがあってはいけません。
なのでお客さんが「トイレに行きたい」と言えば、トランシーバーなどを使ってトイレの近くにいるボーイにトイレの使用状況を聞きます。
今誰かが使っていればもう少し席でキャバ嬢と一緒に待ってもらい、トイレが空いたらご案内する、という形を取ります。
広いお店でなければトランシーバーではなく直接ダッシュで確認しに行くところもあるので、確認方法はお店次第です。
1:00 片付け
そして1時になったらクローズ。
大抵は12時か1時くらいにはキャバクラは閉店します。
この時間以降も営業しているキャバクラは法律違反なので要注意ですね。
閉店後の片付け作業は以下の通りです。
1:00~ クローズ後の仕事
・皿洗い
こうしてみるとオープン前からずっと掃除してますね!
基本的にボーイに任される仕事はそこまで多くはありませんが、任されたひとつひとつを丁寧に行うことが重要です。
この辺りでボーイのバイトに珍しい仕事を任されることは特になく、普通の飲食店や居酒屋と比べてもそう大きな違いはありません。
店内・トイレの清掃
お客さんが全員退店したら、テーブル上のものを全て片付けて、開店前の状態まで戻すために清掃します。
特にキャバクラ内はお酒がそこかしこにあるので、フードやアルコールの匂いが充満しがちです。
その匂いはインテリアやソファなどにもつきやすいです。
なのですぐに換気をしながら、お店によっては消臭スプレーを携えて掃除をしていきます。
トイレ掃除も欠かせませんね。
その日の汚れはその日のうちに落としましょう。
なぜキャバクラでここまで掃除に徹底しているか?
キャバクラはお客さんに高いお金を払って過ごしてもらうから、ということはもちろんあります。
ですがそれ以上に、キャバクラはどこも豪華で凝った内装にしているところが多いです。
豪華な内装は見栄えがすごく良いですけど、ちょっとホコリや汚れがあるだけで一気にその印象が薄れてしまうんですよね。
お店の印象を悪くしないためにも、細かなところまで掃除を徹底しているお店が多いです。
皿洗い
皿洗い、むしろグラス洗いの方がメインかもしれません。
グラスをひとつひとつしっかり洗います。
氷をはさむトングやお酒を混ぜるマドラー、フードを入れていたお皿ももちろんちゃんと洗います。
グラスはそこが深いものがほとんどで、特にお酒は残っているとベタベタします。
洗い残しがあるとグラスが使い物にならなくなるので、念入りに洗うことが大前提です!
お店によってはキッチン担当の男性スタッフを雇っているところもあり、そこの場合はキッチン担当が行うことも多いですが足りない場合はボーイも手伝います。
合わせて、その日開けたボトルやゴミをまとめて、収集業者にすぐに渡せるように準備をしておくところもあります。
2:00 退勤
それらのクローズ後の仕事が終わってだいたい夜の2時。
大抵のキャバクラではこの時間になれば全員退勤です。
お疲れ様でした!
お店によってはその日の売り上げをキャバ嬢やボーイたちを集めて大発表するところもあり、スタッフ全員でワイワイ売り上げなどを見ています。
日払いを希望している人の場合は、この時にその日の給料を現金手渡しでもらう、という場合が多いです。
そして帰宅。
徒歩圏内ならまだしも、深夜2時になると電車も動いてないので足がありません。
お店によってはボーイの送迎もしてくれるところがあるので、フルで働きたい場合は退勤後車での送迎があるキャバクラを選ぶとしっかり稼ぐことができます。
自宅近くまで送ってもらったら、次の日に備えてすぐに寝ましょう。
まとめ
キャバクラでの仕事をオープン前からクローズ後までまとめてみました。
【18:00 出勤・オープン準備】
キャバ嬢の出勤チェック
備品の買い出し
【20:00 オープン】
氷・灰皿交換
付け回し
お使い
トイレチェック
【1:00 クローズ・片付け】
皿洗い
【2:00 退勤】
これはあくまで一例ですが、俺が今働いてるお店を含め、キャバクラではこのような流れになっているところがほとんどです。
これ以上に厳しい仕事を求めてくるところは、よほどブラックなお店でなければあまりないでしょう。
特に気をつけたいのが客引きを頼まれた時ですね。
店の外、街頭でのキャッチや客引きは違法なので、今後働き続けることも含めてちゃんと考えた方がいいです。
キャバクラボーイの仕事内容は多岐に渡りますが、キャバ嬢とお客さんの時間をサポートすること、それを大前提として動くことが大切です。
最初から完璧にできなくてもOKなので安心してください!
今はできなくても、少しずつ仕事を続けていくことでだんだん仕事に慣れていくことができます。
僕としては、新人でボーイの経験がなくても仕事内容が頭に入っているというだけでかなり教えやすくて助かる存在です!
全く知らない人に教えるよりもはるかにやりやすいので、キャバクラボーイとして働きたいと思っている人はこれらの内容だけでも覚えておいてください!